「24ルビアスがついに登場したって?」
「24ルビアスはなにがどう変わったの?」
「24ルビアスと23エアリティー迷っている!」
2024年ダイワスピニングリール人気シリーズルビアスがリニューアルして発売されました。
「20ルビアス」から4年ぶりのリニューアル「24ルビアス」です。
ルビアスといえばダイワスピニングリールの中で中間価格帯ながらハイエンドよりのクラスとなります。
ルビアスは「軽さ」をウリにしたシリーズで「24ルビアス」の上位機種になる「23エアリティ」と同じ150g(2500番)でのリリース
24ルビアスと23エアリティで迷っている人も多いのではないでしょう?
本記事では「22ルビアス」が「旧20ルビアス」からどう変わったのか?
また「23エアリティ」「24セルテート」とスペックを比較して解説します。
この記事は勤続26年目になる超ベテラン釣り具店員が執筆しています。
(自分でいうスタイルです)
24ルビアスと20ルビアスの違い
24ルビアスと20ルビアスの違い(LT2500で比較)
商品名 | 24ルビアス | 20ルビアス |
---|---|---|
画像 | ||
エアードライブデザイン | 4 | 未 |
モノコック ボディー | ZAION×モノコック | ZAION×モノコック |
ドラグ | ATD typeL | ATD |
ベアリング | 9 | 9 |
重量 | 150g | 175g |
定価 | 47,700円 | 42,800円 |
近年の物価上昇の流れのなかで約5000円ほど定価があがりました。仕方のないことかもしせれません。
24ルビアスと20ルビアス違い①「外見」
↑中央手前が「24ルビアス」です
外見は「シルバー×ゴールドのワンポイント」→「ブラック基調のガンメタ」にガラリと変わりました。
金色のフチがなくなってブラック基調で渋いです。
ベールアームのネジや逆転ストッパーも排除して全体的にスッキリ
ネジや逆転ストッパーの排除は外見だけでなく、水の侵入経路を少なくすることで耐久性UPにもひとやく買っています。
24ルビアスと20ルビアス違い② エアードライブデザイン搭載
22年発売のイグジストから搭載されたのがダイワの新テクノロジー「エアードライブデザイン」です。
「エアードライブデザイン」は4つのテクノロジーで構成された「釣り人が求める意のままにルアーを操作する」ことを追求した次世代スピニングリールの設計思想。
22イグジスト以降に発売されるリールは全て「エアードライブデザイン」が搭載されニューアルしています。
ダイワのリールはエアードライブデザインかそれ以前のモデルかで大きくわけられます。
24ルビアスも当然「エアードライブデザイン」
4つのテクノロジー全てが採用されています。
その結果
自重が約25g(2500番)軽くなり、重心が手元によったことで「持ち重り感」も軽くなりました。
巻き出しが軽く、巻く、止めるを意のままに操ることができる設計思想。
エアードライブデザイン 4つのテクノロジー
テクノロジー | 機能 |
---|---|
エアードライブ ローター | 全機種に採用される核となるテクノロジー 不要な肉を徹底的に削ぎ落すことで、剛性を維持したまま大幅な軽量化 リールの重心が手元に近くなった分「持ち重り感」の軽減 |
エアードライブ ベール | 中空のエアーベイルからさらなる軽量化を実現するべく必要強度を維持しながら小径化 |
エアードライブ スプール | スプールスカート部の薄肉設計はもとより、スプール内部の肉抜きに至るまで徹底的に軽量化 |
エアードライブ シャフト | メインシャフトとピニオンを非接触構造に。入力されたパワーを最大限回転力ヘ繋げることを可能にしたシステム。 |
24ルビアスと20ルビアス違い③ ドラグ性能
22イグジストにも搭載された「ATD TYPE-L」を24ルビアスにも標準装備
「滑り出しがなめらか」で定評のあった従来のATDをさらにブラッシュアップした「ATD TYPE-L」
より滑り出しがなめらか!魚の引きの強弱にあわせたドラグ力で調整で「短時間で魚を捕る」ことを目標とした次世代ドラグ!
ラインブレイクも大幅に軽減。
\大幅な進化をとげた24ルビアス/
24ルビアススペック!「23エアリティ」「24セルテート」比較
ミドルクラスの位置づけになる「24ルビアス」を「24セルテート」「23エアリティ」と比較しました。
ダイワスピニングリール ランク表 ※2500Sで比較
商品名 | 22イグジスト | 23エアリティー | 24セルテート | 24ルビアス |
---|---|---|---|---|
画像 | ||||
エアードライブデザイン | 4 | 4 | 4 | 4 |
ボディ 素材 | マグネシウム | マグネシウム | フルメタル | ZAION |
ボディ 構成 | モノコック | モノコック | モノコック | モノコック |
ローター 素材 | ZAION | ZAION | ZAION | ZAION |
ドラグ | ATD TYPE-L | ATD TYPE-L | ATD TYPE-L | ATD TYPE-L |
ベアリング | 12 | 11 | 10 | 9 |
重量 | 160g | 150g | 175g | 150g |
定価 | 103,000円 | 64,000円 | 55,600円 | 47,700円 |
実売価格 番手は選んでください | 実売価格 | 実売価格 | 実売価格 | 実売価格 |
「24ルビアス」のみボディー素材にカーボン樹脂「ZAION」を採用することで軽量化されています。
23エアリティも自重150gで同重量ですが剛性に関してやや23エアリティのほうが上です。
とはいえ「ZAION×モノコック」の「24ルビアス」でも実釣性は充分で2万円の価格差を考えると、「24ルビアス」が売れている理由もうなずけます。
\どーせ最高スペックが欲しくなるあなたは/
\イグジストとほぼ同スペック/
\堅牢・頑丈!相手が大物/
\売れ筋No1 コスパ最高/
リールは趣向品なので正解がない
リールのランクを決めるのは「価値観」と「予算」
結局のところメーカーさんの1万円以上するリールならそこまで釣果に差がでません。
車を選ぶのと同じ感覚です。
例えば車で30分先のイオンに行くとします。
軽自動車、普通車、スポーツカー、500万円の車、1000万円の車、どの車を選ぼうが到着時間に大きな差はでません。
「軽自動車で充分!燃費もいいし、乗り心地も別にきにならないよ」
というひともいれば
「やっぱり高級車は乗り心地が最高だよね、周りに対しても優越間あるし。軽は恥ずかしくてのれないよ」
ってひともいます。
リール選びも似たようなところがあり、自分の価値観と予算で愛機を決めればOKです。
同じリールを回しても「巻き心地が悪い」と感じるひともいれば「前使ってたのと比べたら格段に軽い」と思うひとも当然いるわけで・・
趣味趣向品に正解など存在しないのです。
あくまで自分軸で考えてお気に入りの愛機をみつけましょう。
24ルビアス 口コミ・評判
「24ルビアス」の口コミ・評判をまとめました。
「24ルビアス」の口コミをみる>>
23月下美人AIRと24ルビアス2000☺️
— たけエース (@takeace_5000) September 24, 2024
軽すぎてタックルごと投げちゃいそう🥴 pic.twitter.com/hqeUVXWz1b
エアリティSF LT2500S買って気付いた
— Shinya Hirota @ バス釣り 福岡 (@shinya1026) September 22, 2024
24ルビアスのコスパヤバすぎんか?
ヘタしたら違いある?って言われるかもしれん
ちなみに24ルビアスのほうが巻き心地いい気がするw
ダイワさんにお借りしているものだから10月には返却しないとダメなんだけど、コレは使わなかったら分からなかっただろうな…
しかし界隈24ルビアスで盛り上がってるけどエアリティ要らないとかほぼエアリティとか言ってる人いて…んなわけない
— 🔰じゅん@仕事猫🔰 (@jun_sando_fish) June 24, 2024
なんてかっこいいんだ✨
— R1z🍧@愛媛アングラー (@R1z_06) September 11, 2024
エメラルダスair 83ML
24 ルビアス LT2500s-DH pic.twitter.com/G8UNPYHGMI
巻きごごちとか気にしないタイプの俺。
— 🪝卍三頭筋殺し卍🦑 (@chizyregeinmore) August 19, 2024
リールに金をかけるならロッドに金をかけるタイプの俺。
だがしかし今までエギングで使っていたリールが12年選手になったので一念発起して新調
エギングにおいてリールの軽さは正義!
24ルビアスLT2500S-DH
ラインはシーガーX8 0.6号#シーガーPR #24ルビアス pic.twitter.com/pqz0hsi7GP
24ルビアスLT2000S-P購入してみたけどやっぱりマグシールド有りだと巻きが重いな。
— STEEZ (@STEEZ21269037) September 3, 2024
特に40mm以下のハンドルだとかなり重く感じる。
45mm以上のハンドル付けるならマグありでも良いかな? pic.twitter.com/nCeSQiEMwt
SNSや販売サイトのレビューをまとめました
おおむね高評価
店頭でも購入したひとからのクレーム案件はいまのところありません。
コスパ最高で非常におすすめしやすい機種です。
「24ルビアス」ラインナップ 全番手紹介
「24ルビアス」のラインナップを紹介します。
全12アイテムです。
24ルビアス | 自重(g) | ㎝/1回転 | ギア比 | PE巻糸量 | ベアリング | 最大ドラグ力 (㎏) | 定価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LT2000S-P | 145 | 64 | 4.9 | 0.4-200 | 9/1 | 5 | 46,700 |
LT2000S-H | 145 | 76 | 5.8 | 0.4-200 | 9/1 | 5 | 46,700 |
LT2500S | 150 | 72 | 5.1 | 0.6-200 | 9/1 | 5 | 47,700 |
LT2500S-DH | 165 | 72 | 5.1 | 0.6-200 | 10/1 | 5 | 49,700 |
LT2500S-XH | 150 | 87 | 6.2 | 0.6-200 | 9/1 | 5 | 47,700 |
PC LT2500 | 170 | 73 | 5.2 | 0.8-200 | 9/1 | 10 | 48,900 |
PC LT2500-H | 170 | 80 | 5.7 | 0.8-200 | 9/1 | 10 | 48,900 |
LT3000-H | 175 | 85 | 5.7 | 1-200 | 9/1 | 10 | 50,100 |
PC LT3000 | 205 | 77 | 5.2 | 1-200 | 9/1 | 10 | 51,300 |
PC LT3000-XH | 205 | 93 | 6.2 | 1-200 | 9/1 | 10 | 51,300 |
LT4000-XH | 215 | 99 | 6.2 | 1.5-200 | 9/1 | 12 | 52,500 |
LT5000D-CXH | 225 | 105 | 6.2 | 2.5-300 | 9/1 | 12 | 54,500 |
\気になる実売価格をチェックする/
「24ルビアス」エギングにおすすめの番手
エギングにおすすめの番手を紹介します。
エギングには以下の番手は候補になります。
24ルビアス | 自重(g) | ㎝/1回転 | ギア比 | PE巻糸量 | ベアリング | 最大ドラグ力 (㎏) | 定価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LT2500S | 150 | 72 | 5.1 | 0.6-200 | 9/1 | 5 | 47,700 |
LT2500S-DH | 165 | 72 | 5.1 | 0.6-200 | 10/1 | 5 | 49,700 |
LT2500S-XH | 150 | 87 | 6.2 | 0.6-200 | 9/1 | 5 | 47,700 |
PC LT2500 | 170 | 73 | 5.2 | 0.8-200 | 9/1 | 10 | 48,900 |
PC LT2500-H | 170 | 80 | 5.7 | 0.8-200 | 9/1 | 10 | 48,900 |
エギングリールにダブルハンドルがラインナップされている理由
他の釣りではダブルハンドルは推奨されてないのになぜか「エギングリール」にはダブルハンドルがラインナップされているし、使っている人も多いですよね?
その理由を解説します。
エギングの釣りかたって
「エギをしゃくったあとにハンドルをとめてフォールで喰わす」
が基本動作になります。
シングルハンドルだとバランスが偏っているので勝手にハンドルが回ってしまう場合があります。
不自然な動きがエギに伝わってしまいイカが警戒します。
ダブルハンドルは左右のバランスが同じなので勝手に回ることがなくイカに余計な警戒心を与えずにすみます。
等速で巻くのもダブルハンドルのほうが安定します。竿先がぶれにくくなるのでアタリも把握しやすくなります。
またラインの動きを注視して当たりをとる釣りでもあるので、リールを観ずともハンドルノブをつかみやすい点でダブルハンドルは有利です。
デメリットは単純にノブとシャフトが2倍になるので自重が重くなること。
また少しですがシングルハンドルよりも高くなります。
シングルハンドルのメリットが少ないと感じるかもしれませんが
釣りにおいて「軽さは正義」
自重が軽いというのは大きなメリットといえます。
ちなみに私はシングルハンドル派です
- LT2500S(ノーマルギア+シングルハンドル)
陸からのエギング、巻き感も軽く、自重も軽い オーソドックスな番手 - LT2500S-DH(ノーマルギア+ダブルハンドル)
ダブルハンドルが使いたいひとはこの番手 - LT2500S-XH(ハイギア+シングルハンドル)
個人的には1番おすすめ
陸からのエギング
糸フケを素早くとって着水から釣りを開始できるのはメリット
ノーマルと比較すると巻き感が重くなるといっても、1万円以上するメーカーリールならそこまで気にならない - PC LT2500(パワーカスタム ノーマルギア+シングル)
ティップランやディープエギング、春のモンスターアオリを狙う専用として!ボディーサイズが1つ大きくなり、ドラグ力やトルクも大きいタイプ - PC LT2500-XH(パワーカスタム ハイギア+シングル)
上記モデルのハイギア版 個人的にはハイギアにメリットを感じます。
この中から好みのタイプを選べばOKです。
個人的にはシングルハンドルのハイギアをおすすめします
「24ルビアス」スペックにせまる!まとめ
本記事では「24ルビアス」のスペックが20ルビアスとどう変わったのか?
23エアリティとのスペックを比較しました。
- デザインが「シルバー系」から「ガンメタ系」に一新
- 新テクノジー「エアードライブデザイン」が導入され「自重」「巻き心地」「持ち重り」ともに全て軽くなった
- 自重は同じだが、ボディ素材がことなり剛性は23エアリティが上
- ベアリングの数が少ない
- 約2万円も安い
結局、リールは値段が高いほど品質が上がるのは当たり前なので
趣味につぎこむ予算や価値観などによって、選ぶリールランクが変わります。
とはいえ「24ルビアス」はコスパ最高で実釣性能も充分なので釣り店員の立場からいうと、かなりおすすめの機種となります。
\コスパ最高でしょ!おすすめ!/
ぜひ参考にしてください。
以下の記事もぜひごらんください。