スプリットリング ソリッドリングの組み合わせ!サイズの選び方

「スプリットリング とソリッドリングの組み合わせかたは?」
「プレスリングと溶接リングの違いはなに?」
「そもそも使い分けをする意味がわからない」
本記事ではこのような疑問を解決します。

27年間、釣り具店で日々お客様と向き合い、数えきれないほどの釣り道具に触れてきた現役店員の私が、あなたの疑問を解決します。
ジギング(ショアジギング)のセッティングではソリッドリングが活躍します。
他の釣りではソリッドリングはあまり出番はありません。
なぜジギングでは使用されることが多いのでしょう?
ソリッドリングの重要性とスプリットリングとの組み合わせを紹介します。
ソリッドリングとスプリットリングとは?

リングの種類と関係を紹介します。

リングは
- 「ソリッドリング」
- 「スプリットリング」
に分けられ
「ソリッドリング」は
- 「溶接リング」
- 「プレスリング」
に分けられます。

結論をぜんぶいっちゃいました
スプリットリングとは「裂け目のあるリング」
スプリットリングとは裂け目があるリングです。

主にルアーやメタルジグと「フック」の接続に使われます↓

裂け目をプライヤーの先で広げて、回しながらフックなどを交換します↓

↑プライヤーの先がカギ状の「スプリットリングオープナー」がついている専用のプライヤーがあると便利です。

ソリッドリングとは「裂け目がないリング」
ソリッドリングには裂け目がありません。

ソリッドリングの特徴
- スプリットリングと比べて強度がある
- 引っ掛かりがないのでラインを傷つけない
- 裂け目がないのでルアーと直接つなげない
1番の特徴は「ラインを傷つけない」でしょう。
スプリットリングだと裂け目の部分でラインが傷ついてしまう↓

プレスリングと溶接リングの違い
ソリッドリングには「溶接リング」と「プレスリング」があります。

結論からいうとどっちでも良いです
溶接リングとプレスリングの違い
- 溶接リング
1本のステン棒をまげて円形にし結合部分を溶接して一体化したリング - プレスリング
ステンの板からリング状に打ち抜いたリング
断面図は以下のようになります。

溶接リングは1本の円柱の棒を一体化しているので、断面図は丸になります。
プレスリングは板を打ち抜いていますので楕円形になります。
微妙にRが違い

より丸に近い方が全体に力がかかるので、ラインにやさしい
と、いうひともいます。
実際のところはプレスリングも内側外側ともに研磨されており
角があるわけではないのでラインが傷つくほどのマイナスにはならないと考えます。
もしラインブレイクがおきても『ロッドの硬さ』『ドラグうんぬん』『ノットの強度』など、その他の要因もあるので
あ~プレスリングだから切れた。溶接リングだったらとれたのに~
とはならないでしょう。
ですので

どちらでも良いし、むしろ強度のでやすいプレスリングでいいかな!
と思っているわけです。
ご参考までに・・・


ソリッドリングとスプリットリングの組み合わせ

ソリッドリングとスプリットリングを組み合わせて使用するケースは『ジギング』『ショアジギング』などで、アシストフックを使用する場合です。
基本的なセッティングは以下のようになります。

裂け目のないソリッドリングにアシストフックをつなぎます。
リーダーもソリッドリングへつなぎます。
ソリッドリングとルアーの連結にスプリットリングを使用します。
※スプリットリングにはアシストフックやリーダーをつけない
ルアー交換をする場合はスプリットリングで行い、フックは交換しなくても良いとわかります。

上図のようにアシストフックだけのセッティングの場合、魚が掛かったときメタルジグにはいっさい力がかかりません。
なのでソリッドリングとジグをつないでいるスプリットリングの強度は必要ありません。
ルアー交換が行いやすい柔らかめのスプリットリングでもOKなのです。
最初から「ソリッドリング」と「スプリットリング」がセットになっている「コンビリング」も発売されています。
\セットになっているのでセッティングに迷わない/

ソリッドリング スプリットリング サイズ 選び方


いろいろ大きさがあるけどどうやって選ぶの?
スプリットリングの選び方
基本的にはルアーの重量やアイの大きさによって最適なサイズを使います。
「大は小を兼ねる」とはならないので注意
必要以上に「大きい」「重たい」リングを使用すると、ルアーやジグのバランスが変わり動きが悪くなります。
また「小さすぎる」とルアーのアイやフックの軸径によっては、めっちゃつけにくいのです

めちゃくちゃ広げないと交換できなくて元の形に戻らないケースも多々ある
ですので「アイ」や「フック」の軸径によって多少変わることを前提で下の表を参考にしてください↓
釣り | ジグの重量 | スプリットリング |
---|---|---|
マイクロジギング | 20g以下 | #3以下 |
ライトショアジギング | 30g~50g | #3・#4 |
ジギング | 50g~100g | #5 |
~150g | #6 | |
150g~ | #7以上 |
リーダー強度の3倍の強度(パッケージに書いてある)にするなどの選び方もありますが
知名度のあるメーカーさんから発売されている商品はどれも強度面では問題ないので、あまり気にしなくてもOK。
サイズで選んでください。

100均などにあるどこのものか分からないやつは・・知りません
せっかく掛かった魚がリングの強度不足で捕れなかったってのは、もったいないし情けない気持ちになります。
高額なパーツでもないので、信頼できるメーカー品を使いましょう。
ソリッドリングの選びかた
スプリットリングのワンサイズ大きいのでよいでしょう。
コンビリングもそのようなバランスになっています。

ライトショアジギング スプリットリングとソリッドリング
ライトショアジギングでの「スプリットリング」と「ソリッドリング」の組み合わせを紹介します。
ライトショアジギングでは30g~50gくらいのメタルジグを使用します。
釣り | ジグの重量 | スプリットリング |
---|---|---|
マイクロジギング | 20g以下 | #3以下 |
ライトショアジギング | 30g~50g | #3・#4 |
ジギング | 50g~100g | #5 |
~150g | #6 | |
150g~ | #7以上 |
上図を参考にすると「#3」「#4」のスプリットリングを使用すればOKです。
ソリッドリングは1サイズ大きくして「#4」「#5」でOK!
よく使うメタルジグが30gよりか50gよりかでサイズを選んでください。
ソリッドリング おすすめ3選
信頼できるメーカーさんのソリッドリングを紹介します。
ぶっちゃけいくらでもアイテムあるのですが、キリがないので釣り具店で売れている3つだけ紹介します。
\スイベル屋さんのルアーブランド「テンマウス」/

スイベル老舗メーカーの「NTスイベル」さんのルアー用ブランド「テンマウス」溶接リングになります。
\売れています/

成型がきれいだと評判のプレスリングです。
\カルティバ(オーナー針)は信頼できます/

スプリットリング おすすめ3選
信頼できるメーカーさんのスプリットリングを紹介します。
ぶっちゃけいくらでもアイテムあるのですが、キリがないので釣り具店で売れている3つだけ紹介します。



スプリットリングの使用では「スプリットリングオープナー」が必需品です。


\オープナーだけの機能をもたせた/

スプリットリング ソリッドリングの組み合わせ まとめ

本記事では『スプリットリング ソリッドリングの組み合わせ』について解説しました。

種類の違いを理解し

上図のようなセッティングだと理解できればOKです。
サイズを下図を参考にしてもらえれば幸いです。
釣り | ジグの重量 | スプリットリング |
---|---|---|
マイクロジギング | 20g以下 | #3以下 |
ライトショアジギング | 30g~50g | #3・#4 |
ジギング | 50g~100g | #5 |
~150g | #6 | |
150g~ | #7以上 |