25アルテグラと23ストラディック違いを比較!どっちがおすすめ?

シマノの人気リール『25アルテグラ』と『23ストラディック』
「結局、どこが違うの?」
「自分の釣りスタイルに、本当に合うのはどっちだろう?」
「いろんな情報をみれば見るほど、わからなくなってきた」
実はカタログの数値やスペック情報だけを比較しても、あなたに最適な1台を見極めるのは難しいです。
なぜなら、搭載されている技術や素材の違いが、実際の使用感にどのように影響し、結局あなたの釣りスタイルにはどっちが良いのか、わかりづらいからです。

釣り具店員歴27年の私があなたの疑問をスッキリ解決!
この記事では、両モデルに搭載されているシマノの最新技術・使用感の違いを比較。
あなたが買うべき1台が見つかるはずなので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の結論
25アルテグラと23ストラディックの主な違い
商品名 | ![]() | 25アルテグラ23ストラディック![]() |
---|---|---|
価格帯 | 16,000円 13,000円~ | 19,000円~ 22,000円 |
耐久性 | 剛性十分な強さでライトゲームに最適 | 高剛性ボディで中〜大型魚にも安心 |
巻き心地 | なめらかで軽い感触 | なめらかで軽い感触 |
ベアリング数 | 5個 | 6個 |
ドラグ | (標準的) | フェルトワッシャー(高耐久・滑らか) | デュラクロス搭載
採用テクノロジー | X-SHIPなど | マイクロモジュールギアⅡX-SHIPなどに加えてドラグ機構が上位 | マイクロモジュールギアⅡ
重さ | 軽素材ボディー採用で軽快で扱いやすい | 剛性素材ボディー採用で少し重いが耐久性が高い |
デザイン | 黒金でシック | メタリックな高級感 |
25アルテグラの特徴
25アルテグラはエントリーモデルとはいえ、上位機種と同じような技術がしっかり詰め込まれています。
1万5千円前後で手に入るのは、かなりうれしいポイント。
はじめての本格リールとしても、コスパ重視の買い替えにもぴったりな1台です。
23ストラディックの特徴
23ストラディックには、アルミボディの高い剛性と、耐久性に優れた「デュラクロスドラグ」が搭載されており、25アルテグラと比べて耐久性が高いです。
上記2つの組み合わせのおかげで、ちょっとハードな釣り場でも安心して使えますし、長く使い続けられるタフなつくりになっています。
価格はおよそ2万円前後と決して安くはないですが、実際の性能や持ちのよさを考えれば、しっかり元は取れるリールです。
25アルテグラがおすすめな人
- できるだけ価格をおさえて、性能もそこそこ欲しい人
- ストラディックほどの剛性までは求めていない人
- アジやメバルなど、ライトゲームをメインに楽しんでいる人
- そろそろ「ちゃんとしたリール」が欲しいと思っている人
迷ったらコレでもう間違いない。
最新アルテグラで快適な釣り時間を。

23ストラディックがおすすめな人
- しっかりした剛性と長く使える耐久性を重視したい人
- 中型〜大型の魚をターゲットにしている人
- シルバーを基調としたシャープなデザインが好みの人
ちょっと背伸びして選んでよかったと思える。
そんな1台です。

私のおすすめ

個人的には25アルテグラをおすすめします!理由は以下の5つです。
\個人的におすすめする5つの理由/
- 上位機種に使われている主要テクノロジーが搭載。
- 使ってみると、ストラディックとの性能差はほとんど感じない。
- 価格がストラディックよりも5,000〜7,000円ほど安く、予算を抑えたい人にはうれしいポイント。
- 2025年モデルでアフターサービスが長く受けられる安心感。
- 見た目がスタイリッシュで「デザインだけでも選びたくなる」かっこよさ。
はじめての本格リールにもぴったり。
軽さも巻き心地もバランス良しな1台です。

25アルテグラと23ストラディック違いを比較

25アルテグラと23ストラディックの違いを比較します。
25アルテグラ/23ストラディックスペック上の違い
商品名 | ![]() | 25アルテグラ23ストラディック![]() |
---|---|---|
発売年 | 2025年 | 2023年 |
ランク | 7番目 | 6番目 |
価格 | 16,000円 13,000円~ | 19,000円~ 22,000円 |
ボディー素材 | (軽量・中剛性) | カーボンCI4+(高剛性・高耐久) | アルミニウム
自重 | (2500番) | 210g (2500番) | 220g
ドラグ | (標準的) | フェルトワッシャー(高耐久・滑らか) | デュラクロス搭載
ベアリング数 | 5個 | 6個 |
タップできる項目
発売年
アイテム | ![]() | 25アルテグラ23ストラディック![]() |
---|---|---|
発売年 | 2025年 | 2023年 |
商品名の数字は発売年を表しています。
- 25アルテグラ→2025年発売
- 23ストラディック→2023年発売
発売時期に2年の差があるので、モデルチェンジやアフターサービスの終了タイミングも、ストラディックの方が早くなる可能性があります。

発売年を考慮すると25アルテグラがおすすめです。
ランク
アイテム | ![]() | 25アルテグラ23ストラディック![]() |
---|---|---|
ランク | 7番目 | 6番目 |
シマノのスピニングリールは、はじめての人向けから本格派までラインナップが豊富で、自分に合った1台を見つけやすいのがいいところ。
なかでも「25アルテグラ」と「23ストラディック」は、中級クラスの代表格として人気が高く、多くのアングラーに選ばれているモデルです。

上から7番目のランク
実売価格はおよそ13,000〜18,000円ほどで、コスパの良さが光るモデル。
マイクロモジュールギアⅡやサイレントドライブといった、もともとは上位機種で使われていた技術もしっかり搭載されています。
「そろそろワンランク上のリールを使ってみたい」そんな人にぴったりなステップアップモデルです。
上から6番目のランク
実売価格はおよそ18,000〜27,000円ほどで、性能と耐久性のバランスが取れたちょっと上のクラスという立ち位置のモデルです。
高剛性ボディが搭載されていて、アジやメバルといったライトゲームはもちろん、青物を狙うようなオフショアの釣りにも対応できる力強さがあります。
価格

主要な3つの番手の実売価格を比較します(税込価格)
アイテム | ![]() | 25アルテグラ23ストラディック![]() |
---|---|---|
C2000S | Amazon 13,694円 | Amazon 17,992円 |
2500SHG | Amazon 14,103円 | Amazon 19,867円 |
4000XG | Amazon 15,800円 | Amazon 23,011円 |
※実売価格は変動している場合がございます。
ネットでの実際の価格を確認しよう


実売価格では5,000円~7,000円の差があります。25アルテグラは本音でコスパ高いと思います
ボディー素材
アイテム | ![]() | 25アルテグラ23ストラディック![]() |
---|---|---|
ボディー素材 | (軽量・中剛性) | カーボンCI4+(高剛性・高耐久) | アルミニウム
25アルテグラと23ストラディックの違いの1つはボディー素材です。
23ストラディック
アルミニウムやマグネシウムなどの高剛性金属を使用したリールボディをHAGANEボディといいます。
23ストラディックはアルミボディを用いたHAGANEボディシリーズの1つになります。
ひずみが少なく巻上性能がUP
23ストラディックのハガネボディ

25アルテグラ
軽量カーボン素材CI4を進化させた新カーボン素材【CI4+】を導入
軽さをそのままに剛性と耐久性を大幅に向上させ、リールの小型・軽量化を可能にしました.
25アルテグラのCI4+

自重
両モデルの代表的な3つの番手の自重を比較します。
![]() | 25アルテグラ23ストラディック![]() | |
---|---|---|
C2000S | 180g | 185 | g
2500SHG | 2 | 10g22 | 0g
4000XG | 265 | g2 | 75g
25アルテグラのほうがどの番手も少し軽い。
ボディー素材が以下のように違うのが要因です。
- 25アルテグラ→カーボンCI4+
- 23ストラディック→アルミニウム

しかし、差は5〜10g程度で、体感に大きな違いはありません。
ドラグ
![]() | 25アルテグラ 23ストラディック![]() | |
---|---|---|
ドラグ | 標準なワッシャー | デュラクロス搭載 |
23ストラディックには「デュラクロス」という新しいタイプのドラグワッシャーが使われています。
これは、繊維の向きを工夫した新構造で、なめらかなドラグ性能はそのままに、摩耗に対する強さがぐっとアップ。
なんと、従来の素材に比べて10倍以上の耐久性があります。
長く使いたい人にとっては、うれしい進化ポイントです。


従来のドラグワッシャーと比べ10倍以上の耐摩耗性

デュラクロスを搭載したリールは、ライトゲームからショアジギングまで、いろんな釣りにしっかり対応してくれます。

とはいえ、25アルテグラのドラグがダメというわけではありません。
あくまで、デュラクロスの性能がちょっと飛び抜けているだけの話です。
ベアリング

アイテム | 25アルテグラ![]() | 23ストラディック![]() |
---|---|---|
ベアリング | 5個 | 6個 |
ベアリングは機械内で軸をスムーズに回転させるための部品で、リールの性能向上には欠かせません。
基本的にリールの価格があがる(グレードがあがる)ほど、ベアリングの数が増えていきます。

23ストラディックは25アルテグラよりも1個多くベアリングが使われています。
数字だけ見ると1個しか違わないように見えますが、「1個」の配置がポイント。
23ストラディックは、ハンドルノブ部にベアリングを追加していて、巻きごこちの滑らかさや、負荷がかかったときの耐久性が少し上なんです。

とはいえ、25アルテグラの5BB構成でも日常的な釣りには十分すぎる性能。
- 「細かい巻き感までこだわりたい」なら23ストラディック
- 「コスパと実用性のバランス重視」なら25アルテグラ
という選び方もアリです。
シマノさんのベアリングは特殊な防錆加工をほどこしたS A-RBで対錆性能が高いです。
25アルテグラと23ストラディック共通の特徴

25アルテグラと23ストラディックに共通している部分もたくさんあります。
上位機種ゆずりの技術がしっかり使われていて、どちらを選んでも満足度は高め。
両モデルに搭載されているシマノの最新技術を紹介します。
ローター素材
アイテム | ![]() | 25アルテグラ23ストラディック![]() |
---|---|---|
ローター素材 | 高強度樹脂 | 高強度樹脂 |
25アルテグラと23ストラディックは、どちらも同じローター素材を使っています。

ローター素材は、巻き始めの軽さや回転の感覚に関わる大事なパーツ。
両モデルとも「高強度樹脂」が搭載されていて、これが次に紹介する【シリーズ種別】の位置づけに関係してきます。
シリーズ種別
シマノの汎用スピニングリールは、大きく分けて「コアソリッドシリーズ」と「クイックレスポンスシリーズ」という2つのコンセプトに分類されています。
それぞれに特徴があって、どんな釣りを楽しむかによって選び方が変わってきます。
シマノの上位モデル8つは以下のように分類されます。

コアソリッドシリーズ
高剛性のローターを使っていて、巻き心地の安定感とタフさが特徴です。
巻き始めに少し力は要りますが、一度回り出せばローターの重さをうまく使って、スムーズに巻き続けられるのがポイント。
引きの強いルアーや、大物を狙う釣りとの相性がバッチリです。
- ステラ
- ツインパワー
- ストラディック
- アルテグラ
クイックレスポンスシリーズ
クイックレスポンスシリーズは、軽量素材「CI4+」を使ったローターを搭載しているのが特徴です。
巻き始めがとても軽くて、ルアーを思い通りに動かしやすいのがうれしいポイント。
感度も高くて、アジングやメバリングなどのライトゲームにはもちろん、巻きの変化をしっかり感じたい釣りにも向いています。
CI4+ローターは「マグナムライトローター」とも呼ばれていて、シリーズとしてはマグナムライトシリーズに分類されます。
- ヴァンキッシュ
- ツインパワーXD
- ヴァンフォード
- ミラベル

まるで逆のコンセプトの派閥が2大勢力として展開しています。
アイテム | 25アルテグラ![]() | 23ストラディック![]() |
---|---|---|
シリーズ種別 | シリーズ | コアソリッドシリーズ | コアソリッド
25アルテグラと23ストラディックは、どちらも「コアソリッドシリーズ」に分類されます。
搭載されているローターのタイプが同じなので、巻きごこちに関しては両方ともほぼ変わりません。
巻き心地

釣り具店ではリールとラインをセットで購入されたお客さんには、ライン巻きをサービスすることが多いんですが、両モデル何台も巻かせてもらってきました。
特に25アルテグラは発売直後からよく売れていて、本当にたくさんの糸を巻かせていただきました。
実感として言えるのは、巻き心地に関しては、23ストラディックとほとんど違いがないということ。
理由はシンプルで以下の3つです。
- 内部のテクノロジーはどちらも同じだから。
- ローター素材も同じだから。
- 違いがあるのは「ボディ素材」や「ドラグワッシャー」くらいで、回転に直接関わる部分じゃないから。

目隠ししてどっちのリールか当ててくださいって言われても、まず当てられないと思います。
ハガネギア

25アルテグラと23ストラディックのどちらにも使われているのが「ハガネギア」
簡単に言うと、硬くて丈夫、それでいて滑らかなギアを作るための特別な技術です。
ハガネギアは金属をおよそ200トンの力で一気に押し固めて形を作る「冷間鍛造」という方法で作られています。

削ったり溶かしたりせずに、金属をそのままの状態でギュッと圧縮しているので、密度が高くて、強度もばつぐん。
ハガネギアの強度があることで、負荷がかかっても歯がズレにくく、なめらかな巻き心地が長く続きます。
ガチガチに硬いのに、しっかり噛み合ってスムーズに動く、これが「ハガネ(HAGANE)」のすごさです。

シマノといえば、実は釣りだけじゃなくて自転車でも世界的に有名なメーカー。
「ギアといえばシマノ」なんて言われることもあるくらいです。
そんなシマノの強みを支えているのが、金属を削らずにプレス成形する「精密冷間鍛造」の技術。
こだわりの製法があるからこそ、釣りでも自転車でも、高精度で丈夫なギアを作り続けられているんです。
マイクロモジュールギア

「マイクロモジュールギア」とはものすごく小さなギアの歯を高密度で噛み合わせることで、巻いたときの感触をぐっと滑らかにしてくれる仕組み。
25アルテグラと23ストラディックの両モデルに使われています。
上位モデルにしか使われていなかったマイクロモジュールギアが、ついにアルテグラの価格帯にも搭載されたのは、うれしい進化と言えるポイントです。


リールの心臓ともいえるピニオンギアとドライブギアのモジュール(歯の大きさ)を、限界まで小型化しているのがポイントです。
ギアのモジュール(歯の大きさ)が小さいほど、振動や音が抑えられて、回転がスムーズになるんですね。

長年ギアと向き合ってきた“ギア屋”シマノだからこそできる、こだわりの技術です。
Xシップ

X-SHIPはリールの巻き上げ効率と耐久性を高めるために設計された、ギアの支持構造です。

リールの内部構造って実は定期的に見直されていて、X-SHIPの前には「スーパーSHIP」という構造が使われていました。
時代に合わせてどんどん進化している中で、今のスタンダードとして搭載されているギア支持構造がX-SHIPです。
X-SHIPのポイントは3つ
・ドライブギアが大きくなって、巻き上げが力強い
・ピニオンギアをベアリング2個でしっかり支えて、回転がブレにくい
・負荷がかかってもスムーズに巻けるから、大物が来ても安心
インフィニティークロス

インフィニティクロスは、ドライブギアとピニオンギアの接触面積を広げることで、負荷を分散させる仕組みです。

ギア同士の当たりが面で支えられるようになり、力が1点に集中せず、広い範囲に逃がせるようになります。
結果、ギアの摩耗が少なくなって、従来と比べて約2倍の耐久性を実現。

巻きごこちもなめらかさが長く続くのが特徴です。
インフィニティクロスは、25アルテグラと23ストラディックの両モデルに搭載されています。
インフィニティードライブ

インフィニティドライブは、リールのメインシャフトとピニオンギアの摩擦をとことん減らすために開発された技術です。

シャフトの支持には摩擦の少ない特殊なブッシュを使い、表面には専用のコーティング加工がされています。
上記の技術によって、シャフトとギアの間で発生する抵抗をぐっと抑えることができます。

ハンドルの力がしっかり伝わって、高負荷がかかっても軽やかに巻き上げられるようになります。
インフィニティドライブは、25アルテグラと23ストラディックの両モデルに搭載されています。
アンチツイストフィン

アンチツイストフィンは、ラインローラーの近くに取りつけられたやわらかいフィンのようなパーツです。
これがラインのたるみを抑えてくれるおかげで、スプールの下にラインが落ちてしまうのを防いだり、ヨレた状態で巻き込むのを軽減してくれます。

特に、糸ふけが出やすいエギングやアジングのような釣りでは、ライントラブルが少なくなって快適に使えるのが大きなメリットです。
アンチツイストフィンは、25アルテグラと23ストラディックの両モデルにしっかり搭載されています。
Xプロテクト

Xプロテクトはリール内部に海水が入り込むのを防ぐために開発された、シマノ独自の防水技術です。
防水といえばパッキンや硬めのグリスで密閉する方法が一般的ですが、どうしても回転が重くなりがち。
そこでシマノが搭載したのが、撥水処理とラビリンス構造(迷路のような通路)を組み合わせたしくみです。

二段構えの防水で、海水の侵入をしっかりガード。

雨の日の釣行や、波しぶきのかかる釣り場でも、安心して使い続けられるのがうれしいポイントです。
Xプロテクトは25アルテグラと23ストラディックの両モデルに搭載されています。
Gフリーボディー

Gフリーボディはリール内部の可動パーツ(摺動機構)を上のほうに配置することで、重心をより手元側に近づける設計です。
これによってロッドとのバランスがよくなり、リールを持ったときの一体感がアップ。
特に、軽めのロッドと組み合わせたときに違いを感じやすくて、重心が手元に集まるぶん操作にムダな力がいらなくなります。
ちょっとしたルアーの動きやアタリも感じ取りやすくなるので、アジングやメバリングのような繊細な釣りとの相性もばっちりです。

キャストのときに感じる腕や手首の負担が減って、長時間の釣りでもラクに操作できます。
Gフリーボディ設計は、25アルテグラと23ストラディックの両モデルに搭載されています。
ロングストロークスプール

ロングストロークスプールは、スプールに巻かれるラインのエリア(糸巻き部)を少し長くした設計です。
上記の構造によって、キャスト時にラインがスムーズに放出されやすくなり、抵抗が少なくなります。

結果、飛距離が伸びやすくなるうえに、キャストしたときの感触も軽くて気持ちいい。
ロングストロークスプールは、25アルテグラと23ストラディックの両モデルにもしっかり搭載されています。
S A-RB

S A-RBは、サビに強くて長持ちするように作られた、シマノ独自のベアリングです。
金属の表面には特殊な防錆処理がほどこされていて、海水や湿気の多い環境でも腐食しにくいのが特長。
ベアリングの外側にはシールド(カバーのような構造)が付いていて、砂やホコリといった異物の侵入も抑えてくれます。

ベアリングは、巻き取りや回転が発生するあらゆる部分に使われていて、摩擦を減らしてスムーズな動きをサポートする、リールには欠かせないパーツ。

そんなベアリングにも、シマノの技術の進化がしっかり詰めこまれています。
S A-RBは、25アルテグラと23ストラディックの両モデルに搭載されています。
25アルテグラと23ストラディックどっちを買う?

25アルテグラと23ストラディックどちらを選ぶかは、使いたい釣りのスタイルや予算、どこまでの性能を求めるかで変わってきます。
「なんとなくデザインが好きだから」っていう理由も、ぜんぜんアリです。

見た目や気分って、意外と釣りのモチベーションにつながったりしますからね。
どちらのモデルも、それぞれの価格帯でしっかり実力を発揮できるリールです。
自分の釣りに合った方を選べば、きっと満足できる1台になりますよ。
25アルテグラがおすすめな人

25アルテグラがおすすめな人は以下の通りです。
- できるだけ予算をおさえつつ、しっかりした性能のリールが欲しい人
- はじめて本格的なスピニングリールを使ってみたい人
- アジングやメバリングなど、ライトゲームを中心に楽しむことが多い人
- ストラディックほどの剛性までは求めていないけど、巻き心地にはこだわりたい人
- 最新モデルの安心感や長めのサポート期間を重視する人
価格以上の性能がそこにある!ライトゲーム用にもう1台欲しくなります

23ストラディックがおすすめな人

23ストラディックがおすすめな人は以下の通りです。1つでも当てはまったら検討してください。
- 剛性や耐久性をしっかり重視したい人
- 青物などの中〜大型魚を狙う釣りが多い人
- 巻きの力強さや安定感にこだわりたい人
- ラインローラーまわりまでぬかりない、上位モデルらしい仕様が欲しい人
- デザインも性能も、ワンランク上の満足感を求める人
剛性・巻き心地・信頼感。
長く使える1台を探しているならコレ。

釣り別おすすめ番手

25アルテグラと23ストラディックのラインナップは以下の通りです。
アイテム | 釣り | ![]() | 25アルテグラ![]() | 23ストラディック
---|---|---|---|
C2000S | トラウト メバリング アジング | 規格あり | 規格あり |
C2000SHG | 規格あり | 規格あり | |
C2500S | なし | 規格あり | |
C2500SXG | なし | 規格あり | |
C2500SHG | 規格あり | なし | |
2500S | エギング チニング ブラックバス | なし | 規格あり |
2500 | 規格あり | なし | |
2500SHG | 規格あり | 規格あり | |
C3000 | シロイカ ディープエギング シーバス | 規格あり | 規格あり |
C30000HG | 規格あり | 規格あり | |
C3000XG | 規格あり | 規格あり | |
3000MHG | なし | 規格あり | |
4000 | シーバス ショアジギング ジギング 投げ釣り | 規格あり | 規格あり |
4000MHG | なし | 規格あり | |
4000XG | 規格あり | 規格あり | |
C5000XG | 規格あり | 規格あり |
使いたい番手がラインナップにあるか確認して購入してください。
基本的な番手の選び方を紹介します。
基本的な情報
- 番手が大きくなるほど、リールも大きくなり糸もたくさん巻ける
- 大きめのリールなら、いろんな釣りに対応しやすい
- ただしサイズが大きい=重くなるので、持ち重りしやすい
- 最適なサイズを選ぶことで、疲れにくく快適に釣りが続けられる
最適なサイズとは?
番手の選び方
「○○の釣りは○号のラインが最低○m必要」
↓
「その条件を満たしている1番小さい番手はこれだね」

つまり、必要なライン量から番手を決めていくイメージです。
釣り別おすすめ番手
ライトゲーム(アジング・メバリング・エリアトラウト)

【ライトゲームにおすすめの番手】
小型リールならではの操作性と軽さが活きる釣りなので、小さい番手が基本
- 使用するライン:フロロ3lb-100m/PE0.6-150m
- おすすめ番手:C2000S、C2000SHG
- 理由:軽量なボディと繊細なドラグ性能が求められる釣りに最適です。
\ライトゲームに最適なサイズ/

バスフィッシング・エギング・チニング

【バス・エギング・チニングにちょうどいい番手】
バス・エギング・チニング釣りには、2500番〜3000番のリールがちょうどいいサイズ感です。
- 使用するライン:PEラインなら0.6〜0.8号前後、フロロやナイロンなら6〜10lbくらいが目安。
- おすすめ番手:2500S、2500SHG、C3000HG
- 理由:汎用性が高く、さまざまなルアー釣りに対応可能です。
\エギングに人気なサイズ/

シーバス・ライトショアジギング・サーフゲーム

【シーバス・ライトショアジギング・サーフゲームにおすすめの番手】
飛距離やパワーが求められる釣りなので、3000番〜4000番あたりがちょうどいいサイズです。
- 使用するライン:PEラインは0.8〜1.2号、リーダーは16〜25lbくらいを目安にすると安心。
- おすすめ番手:4000XG、C5000XG
- 理由:大物狙いや遠投が必要な釣りに適しており、パワフルな巻き上げが可能です。
\ショアジグなど大型狙いに/

25アルテグラと23ストラディックに関するよくある質問

25アルテグラと23ストラディックに関するよくある質問を紹介。
25アルテグラと23ストラディックの主な違いは何ですか?
価格差に見合う性能差はありますか?
価格だけを見れば差はありますが、実際の使い心地に関しては大きな差を感じない人も多いかもしれません。
23ストラディックは剛性や耐久性を重視した設計なので、負荷の大きい釣りやハードな使い方をする人には向いています。
でも、ライトゲームや一般的な釣りが中心なら、25アルテグラでも十分すぎる性能です。
使い方によっては、むしろアルテグラの軽さやコスパの良さが魅力に感じる場面も多いと思います。
ボディとローターの素材はそれぞれ何ですか?
商品名 | ![]() | 25アルテグラ![]() | 23ストラディック
---|---|---|
ボディー素材 | CI4+ (カーボン繊維強化樹脂) | アルミニウム合金 |
ローター素材 | 高強度樹脂 | 高強度樹脂 |
ボディ素材の違いから
- 25アルテグラ→軽量
- 23ストラディック→剛性
を求めていることがわかります。
ベアリング数の違いはありますか?
あります。25アルテグラは5個のベアリングを搭載。
23ストラディックは6個のベアリングを搭載しており、25アルテグラにはないハンドルノブにもベアリングが追加されています
ドラグ性能に違いはありますか?
あります。23ストラディックはデュラクロスドラグを搭載しており、耐久性と滑らかなドラグ性能を実現しています。

25アルテグラは通常のドラグワッシャーですが決して粗悪なものではありませんので安心してください。
ハンドルの折りたたみは可能ですか?
両モデルとも「ねじ込み式」ですが、25アルテグラはハンドルを緩めると折りたたみが可能です。
どちらのリールが軽量ですか?
25アルテグラの方が軽量です。ボディ素材がCI4+なのが要因です。
例えばC3000番で比較すると、25アルテグラは約220g、23ストラディックは約225gです。

しかし体感で5gの差はなかなか感じづらい差です。あまり気にしないでも良いかも。
ぶっちゃけ店員さんはどちらのリールをおすすめしますか?
25アルテグラです。理由は5つ。
- マイクロモジュールギアまで入っていて、巻き心地が本当に気持ちいい。
- ストラディックと比べ大きな性能差を感じる場面はあまりない
- 価格差が5,000円〜7,000円ほどあるので、その差額を他の道具に回せるのも助かる
- 発売年が新しいので、アフターサービスの期間も長くて安心感がある(2年の差って意外と大きい)
- 見た目が好み。シンプルでスッキリしていて、アルテグラのデザインに惹かれる人は多い
実際に売れているのはどっち?
お店でよく売れているのは、25アルテグラです。
理由はシンプルで、価格と性能のバランスがちょうどいいから。
「ストラディックにしようか迷ったけど、実際に持ってみたらアルテグラで十分だった」
っていうお客さんも多くて、初めての1台や買い替えに選ばれることがよくあります。
もちろん、剛性やパーツ構成をしっかり見比べた上でストラディックを選ぶ人もいますが、数で言えばアルテグラのほうが圧倒的に多い印象です。

2年の発売時期のズレがあるのも大きいです。店員としても25アルテグラを勧めやすいです。
他社のリールスタンドは装着できますか?
できます。リブレやゴメクサスから発売されれているリールスタンドが装着できます。
ゴメクサスで装着可能な型番は
- R1
- R4
- R4-P
- R5
- R6
- TR6
になります。
本体を傷つかないようにするためにリールスタンドを一緒に買われる人も多いので、ぜひご検討ください。
ゴメクサスの記事はこちら

25アルテグラと23ストラディック違いを比較【まとめ】

この記事では25アルテグラと23ストラディックも違いを比較しました。
この記事の結論
25アルテグラと23ストラディックの主な違い
商品名 | ![]() | 25アルテグラ23ストラディック![]() |
---|---|---|
価格帯 | 16,000円 13,000円~ | 19,000円~ 22,000円 |
耐久性 | 剛性十分な強さでライトゲームに最適 | 高剛性ボディで中〜大型魚にも安心 |
巻き心地 | なめらかで軽い感触 | なめらかで軽い感触 |
ベアリング数 | 5個 | 6個 |
ドラグ | (標準的) | フェルトワッシャー(高耐久・滑らか) | デュラクロス搭載
採用テクノロジー | X-SHIPなど | マイクロモジュールギアⅡX-SHIPなどに加えてドラグ機構が上位 | マイクロモジュールギアⅡ
重さ | 軽素材ボディー採用で軽快で扱いやすい | 剛性素材ボディー採用で少し重いが耐久性が高い |
デザイン | 黒金でシック | メタリックな高級感 |
25アルテグラの特徴
25アルテグラはエントリーモデルとはいえ、上位機種と同じような技術がしっかり詰め込まれています。
1万5千円前後で手に入るのは、かなりうれしいポイント。
はじめての本格リールとしても、コスパ重視の買い替えにもぴったりな1台です。
23ストラディックの特徴
23ストラディックには、アルミボディの高い剛性と、耐久性に優れた「デュラクロスドラグ」が搭載されており、25アルテグラと比べて耐久性が高いです。
上記2つの組み合わせのおかげで、ちょっとハードな釣り場でも安心して使えますし、長く使い続けられるタフなつくりになっています。
価格はおよそ2万円前後と決して安くはないですが、実際の性能や持ちのよさを考えれば、しっかり元は取れるリールです。
25アルテグラがおすすめな人
- できるだけ価格をおさえて、性能もそこそこ欲しい人
- ストラディックほどの剛性までは求めていない人
- アジやメバルなど、ライトゲームをメインに楽しんでいる人
- そろそろ「ちゃんとしたリール」が欲しいと思っている人
迷ったらコレでもう間違いない。
最新アルテグラで快適な釣り時間を。

23ストラディックがおすすめな人
- しっかりした剛性と長く使える耐久性を重視したい人
- 中型〜大型の魚をターゲットにしている人
- シルバーを基調としたシャープなデザインが好みの人
ちょっと背伸びして選んでよかったと思える。
そんな1台です。

私のおすすめ

個人的には25アルテグラをおすすめします!理由は以下の5つです。
\個人的におすすめする5つの理由/
- 上位機種に使われている主要テクノロジーが搭載。
- 使ってみると、ストラディックとの性能差はほとんど感じない。
- 価格がストラディックよりも5,000〜7,000円ほど安く、予算を抑えたい人にはうれしいポイント。
- 2025年モデルでアフターサービスが長く受けられる安心感。
- 見た目がスタイリッシュで「デザインだけでも選びたくなる」かっこよさ。
はじめての本格リールにもぴったり。
軽さも巻き心地もバランス良しな1台です。
