メイホウ VS-7090Aは買いか?エリアトラウトを変えた「変形ボックス」の真価を語る

こんにちは。キャリア28年の釣り具店員です。
エリアトラウトファンの皆さん、現場での「ルアー交換」、スムーズにできていますか?
「あの当たりカラーのスプーン、どこに入れたっけ……」
「クランクを取り出そうとしたら、フック同士が絡まってイライラ!」
こんな経験、誰にでもありますよね。時合いの短いエリアトラウトにおいて、この「探す時間・ほどく時間」は致命的なロスです。
そんな悩めるアングラーに、今回は発売以来、トラウトシーンの収納事情をガラリと変えてしまった名作ボックス、メイホウ「VS-7090A」について、改めてその真価を語りたいと思います。
単なる新製品レビューではなく、実際に使い込まれたお客様の声を元にした「店員の本音」をお届けします。
VS-7090Aとは?既存モデルとの決定的な違い

まず、このボックスの立ち位置を整理しておきましょう。
ベースとなっているのは、座れるタックルボックスとして絶大な信頼を誇る「VS-7090N」
ハンドルストッパー搭載で持ち運び時にバランスが崩れない、あの大人気モデルです。
しかし、この「VS-7090A」には、従来のボックスにあった「中皿(インナートレイ)」が存在しません。
その代わりに搭載されたのが、発売当時「なんだこれは!?」と業界をざわつかせた新機構ユニット、その名も「トランスフォームA」です。
外観もブラック×オーカーという、シックで落ち着いた配色。派手さを抑えた大人の道具感が、所有欲をくすぐりますよね。

\トラウトファン待望の専用モデル/
従来のボックス「VS-7090N」含むM、メイホウのタックルボックスの記事は以下の記事をご覧ください。

最大の武器「トランスフォームA」が生む圧倒的時短
VS-7090Aを買う理由の9割は、この機能にあると言っても過言ではありません。
通常のボックスなら、「フタを開ける」→「中皿をどかす」→「下の荷物を取る」という手順が必要ですが、VS-7090Aは違います。
フタを開けると、リンク機構によって上段ユニットが連動し、左右に「観音開き」で展開するんです。


まるでロボットアニメのような変形ギミックですが、これが現場では最強の時短ツールに化けます。
- ワンアクションで全ルアーにアクセス可能
- 下段(リールや雨具)と上段(ルアー)が同時に見える
- 視線をずらすだけで次の一手を選べる
「ルアーを探す時間」を「釣る時間」に変えてくれる。これが多くのトーナメンターや熟練アングラーに支持されている理由です。
【必須オプション】プラグハウスとフラップボードで完全体になる
ここで店員として一つだけ注意点をお伝えします。
「VS-7090Aは、専用オプションを使って初めて真価を発揮する」ということです。
本体だけでは「変形するただの箱」ですが、以下のアイテムを組み込むことで「最強のシステム」が完成します。
プラグハウス(プラグのマンション化)


エリアトラウトで増え続けるクランクやミノー。これらを「縦置き」で収納できるのが「プラグハウス」です。
仕切りが絶妙に設計されており、隣のルアーとフックが絡みません。最大で約80個ものプラグを整然と並べることができます。
ガチャガチャになったルアーの塊をほぐすストレスから解放される快感は、一度味わうと戻れませんよ。
フラップボード(スプーンの辞書化)

スプーン派の方には「フラップボード」が必須です。
ウレタンマットが本のページのような構造になっており、パラパラとめくって目当てのスプーンを探せます。
カラーローテーション順や重さ順に並べておけば、直感的に状況に合わせたルアーチョイスが可能になります。
正直に言います。VS-7090Aの「気になる点」とプロの回答
良いことばかり書くのもフェアではないので、接客時によくお伝えするデメリットと、それに対する「私の回答」を包み隠さずお話しします。
1. 重さがそこそこある
複雑な変形機構を搭載しているため、空の状態でもシンプルなボックスよりズッシリきます。「軽さは正義」というランガンスタイルの方には、正直不向きかもしれません。

逆に言えば、「風に強い」という圧倒的なメリットになります。
エリアトラウトは風との戦いになることが多いですが、軽いボックスだと突風で倒れて中身をぶちまける悲劇が起きます。
この重さは、ロッドを立てた時の安定感に繋がるので、置き竿派の方にはむしろ安心材料ですね。
2. 展開スペースが必要
上段が左右に大きく広がるため、狭い桟橋や、隣の人との距離が極端に近い釣り座では、全開にする際に少し気を使います。

ただ、従来のスタイルのように「ワレットを何個も地面に広げる」ことも、実はスペースを取ります。
VS-7090Aなら、ボックスの投影面積の中だけで全てのルアーを展開できるので、足元の散らかり具合は劇的に改善されます。
3. 全部そろえると高い
本体に加えて、ロッドスタンドやプラグハウスなどのオプションをフル装備すると、ミドルクラスのロッドが1本買えるくらいの金額になります。初期投資としては勇気がいりますよね。

しかし「今後10年間のルアー交換のストレスをゼロにする代金」として日割り計算すれば、決して高い買い物ではないかなと思います。
現場での快適さを買ったと思えば、すぐに元は取れますよ。
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結局、どんな人が買うべき?
最終的に、VS-7090Aはどんな人におすすめなのか。
逆におすすめしないのは、「道具は適当にガサッと放り込みたい」というタイプの方。収納枠が決まっているので、逆に使いにくく感じるでしょう。
心からおすすめしたいのは、以下のような方です。
- 几帳面に道具を整理整頓したい「システム収納」好きの方
- 限られた休日の釣行を、ノーストレスで100%楽しみたい方
まとめ:VS-7090Aで釣りのリズムが変わる
VS-7090Aは、単に物を入れる箱ではなく、釣りのリズムを変えてくれるアイテムです。
購入されたお客様から一番多くいただく感想は、「もっと早く買えばよかった」という言葉。
まだ実物を見たことがない方は、ぜひ店頭でその変形ギミックを体験してみてください。「ガシャコン!」と開く感触、きっと男心がくすぐられるはずですよ。
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