ちょっと格好よくなりたい大人必見!
\ クーポンでお買い得/
【期間限定】1月18日(日)23:59まで

こんにちは。キャリア28年の釣り具店員です。
最近、お店でお客さまとお話ししていると、リールのメンテナンス費用を少しでも抑えたいという相談をよく受けます。
確かに純正のグリスやオイルは安心ですが、頻繁に釣りに行く方にとっては決して安くない出費ですよね。
そこで話題になるのが、ホームセンターやダイソーなどの100均で手に入る安価な代用品です。
ネットで検索すると、KURE 5-56やシリコンスプレー、ミシンオイルなどが候補として出てきますが、実はこれらの中にはリールに使ってはいけないものも含まれているのをご存知でしょうか。
正しい知識なしに代用すると、大切なリールの寿命を縮めるだけでなく、最悪の場合は故障の原因にもなりかねません。
今回は、私が長年の経験から学んだ、安全に使える代用品と絶対に避けるべきNGアイテムについて、包み隠さずお話しします。
まずは、代用品を選ぶ前に絶対に知っておいてほしい「やってはいけないこと」からお話しします。安く済ませようとしてリールを壊してしまっては本末転倒ですからね。

「動きが悪くなったらとりあえず556」というイメージを持っている方は多いですが、実はリールの内部機関にとって、これは最も避けるべき行為の一つです。
KURE 5-56などの浸透潤滑剤には、強力な石油系溶剤が含まれています。
これをリールのギアやベアリングに吹きかけると、元々塗られていた「粘度のある大切なグリス」を溶かして洗い流してしまうんです。

556は素晴らしい潤滑油ですが、やはり用途が合わないとダメってことですね
吹きかけた直後は溶剤のサラサラ感で回転が軽くなったように錯覚しますが、すぐに乾燥して油膜切れを起こします。
ここが危険!
油膜が切れた状態でギアが擦れ合うと、金属摩耗が急速に進み、「ゴリ感」や「異音」の原因になります。さらに、溶剤成分がプラスチックパーツを侵食し、ボディに亀裂が入る(ケミカルクラック)リスクもあります。
もし既に使ってしまった場合は、一度オーバーホールして完全に脱脂洗浄し、適切なグリスを塗り直す必要があります。
100均のダイソーなどで手に入るシリコンスプレーは、非常に優秀なアイテムですが、リールの心臓部である「ギア」や「ドラグ」には不向きです。
シリコンオイルは金属同士の強い摩擦(荷重)に耐える力が弱いため、ギアに使うとすぐに油膜が切れてしまいます。しかし、「樹脂やゴムを傷めない」という素晴らしい特性を持っています。
おすすめの使い道
特にPEラインのコーティング剤としてのコスパは抜群です。
釣行ごとにシュッと吹いておくだけで、ライントラブルを減らせますよ。
でもやはり専用のコーティングが良いという人はこれがおすすめです。
ラインのメンテナンスについては、こちらの記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
スピニングリールのライン巻き方・巻き替え方法【釣り具店員が解説】

ここだけは声を大にして言いたいのですが、ドラグワッシャーへのグリス代用は絶対にNGです。
ドラグ専用グリスは、魚が急に走った時に「粘りながら滑らかに出る」という非常に特殊な摩擦制御をしています。
ここに一般的なリチウムグリスやオイルスプレーを使ってしまうと、ドラグがズルズルで止まらなくなったり、逆にガチガチに固着してラインブレイクしたりします。
スティック・スリップ現象
ドラグが「カッ、カッ」と引っかかりながら出る現象のことです。専用グリス以外を使うとこの現象が起きやすく、大物を逃す最大の原因になります。
\ダイワ純正ドラグ グリス/
最近のリールは、下記の記事で紹介しているような「デュラクロス」といった高性能なドラグ素材も登場していますが、その性能を活かすためにも純正品、あるいはドラグ専用品を使ってください。
ダイソーなどには「万能グリススプレー」も売られていますが、これもリール内部への使用はおすすめしません。
安価なスプレーグリスは、噴射するために多量の溶剤を含んでいます。
これがリール内部のプラスチック部品(樹脂製ギアやボディ内部)に付着すると、化学反応で樹脂が白化したり、割れたりすることがあります。
また、グリスの質自体も不安定で、時間が経つと分離して黒い液だれを起こすケースも見てきました。

もし代用のグリスやオイルを使うと決めたなら、必ず守ってほしいのが「古いグリスの完全除去」です。
メーカー純正のグリスと、ホームセンターで買ったリチウムグリスなどが混ざると、成分の相性によっては化学反応を起こし、オイルが分離してベチャベチャになったり、逆に固まったりします。
パーツクリーナーを使って、古い油脂汚れを完全に洗い流してから、新しい代用グリスを塗布してください。
これをサボると、せっかくメンテナンスしたのに不具合の原因になるという悲しい結果になります。
さて、注意点をお話ししたところで、実際に私が「これなら使える」「コスパが良い」と感じている具体的な製品と、その使い分けについてご紹介します。
メインギア(ドライブギア・ピニオンギア)の代用グリスとして最もポピュラーで、かつ実用性が高いのが「リチウムグリス」です。
AZ(エーゼット)などのメーカーから出ている「万能グリース(リチウム)」は、ホームセンターで数百円で買えますが、量は使い切れないほど入っています。
リールメーカーのエントリーモデルにもリチウム系のグリスが使われていることが多く、基本的な潤滑性能は十分にあります。
選ぶ際は、樹脂への攻撃性が低いことを確認するか、あるいは「プラスチック用」と明記されているものを選ぶとより安心です。
注意点
樹脂だけでなく、防水パッキンなどのゴム部品に付着しないように注意が必要
リチウムグリスよりもワンランク上の性能を求めるなら、「ウレアグリス」がおすすめです。
ウレアグリスは耐熱性と耐水性に非常に優れており、水にさらされるリールにはうってつけです。
特にソルトウォーター(海釣り)で使うリールのギアには、リチウムグリスよりもこちらの方が長持ちします。
少し値段は上がりますが、それでも純正品を買うよりは遥かに安上がりです。

長持ちするということは粘度が高いということ。
巻き心地が少し重くなる点には注意が必要です。
ベアリング用のオイルとして、釣り人の間で「神オイル」とも呼ばれているのが、AZのCKM-001(超極圧・水置換スプレー)です。
\サラサラ系が好きな人はこれ一択/
このオイルの凄いところは、「水置換性(みずちかんせい)」があること。
水に濡れた金属表面に入り込み、水を追い出して油膜を作ってくれるんです。つまり、水洗いや雨の後のメンテナンスに最適です。
非常にサラサラしているので、ベイトリールのスプールベアリングに使うと、驚くほど回転が軽くなり、飛距離アップも期待できます。純正オイルの代用として十分すぎる性能を持っています。
ここだけ注意
ゴム(Oリングやハンドルノブのゴム素材)にかかると劣化させる可能性がわずかにあります。
ゴム部品への付着はなるべく避け、もし付いた場合はすぐに拭き取りましょう。
もっと安く済ませたい場合、100円ショップでも買える「ミシンオイル」も選択肢に入ります。
ミシンオイルは純度の高い鉱物油で、回転は非常にスムーズになります。
ただし、防錆剤(サビ止め)がほとんど含まれていないことが多いのが欠点です。
海釣りで使うリールにミシンオイルだけだと、すぐに錆びてしまうリスクがあります。
「釣行ごとに毎回必ず分解して注油する」というマメな方なら使えますが、メンテナンス頻度が低い方にはおすすめしません。
最後に、どこに何を塗ればいいのか、分かりやすくまとめました。これを間違えると巻き心地が重くなったり、異音がしたりします。
| 部位 | 推奨代用品 | 役割 |
|---|---|---|
| メインギア | リチウムグリス / ウレアグリス | 強い負荷に耐える・摩耗を防ぐ |
| ベアリング(回転重視) | AZ CKM-001 | スプールなどを軽く回す |
| ベアリング(防錆重視) | 粘度高めのオイル | ハンドル軸などの錆防止 |
| ラインローラー | AZ CKM-001(こまめに) | 糸ヨレを防ぐ・水に強い必要がある |
| ハンドルノブ・外装 | シリコンスプレー | 樹脂保護・汚れ防止 |
| ドラグワッシャー | 代用不可(専用品推奨) | 滑らかな滑り出し(最重要) |

リールのメンテナンス代用品は、正しく選べばお財布に優しく、快適な釣りライフをサポートしてくれます。
特にAZのCKM-001やウレアグリスなどは、プロ顔負けの性能を持っています。
\サラサラ系が好きな人はこれ一択/
しかし、556のような強力な溶剤や、ドラグへの適当なグリス使用は、リールをダメにする近道です。「適材適所」を心がけて、賢く節約しながら愛用のリールを長く大切に使ってあげてくださいね。
※本記事で紹介した代用法は、あくまで個人の経験に基づくものです。メーカーの保証対象外となる場合があるため、実施の際は自己責任でお願いいたします。