【実釣検証】25アルテグラC5000XGで青物は獲れる?スペック表では分からない「剛性」と「使用感」

「ショアジギングを始めたいが、いきなりツインパワーやSW機には手が出ない」
「かといって、すぐに壊れるリールは買いたくない」
青物狙いの釣りを始める際、誰もが直面する悩みではないでしょうか。
本記事の結論
私は元釣具店員として、数多くのリールを販売し、実際に使用してきました。
当記事では、スペックの詳細は別記事に譲り「実際にC5000XGで青物と戦えるのか」「ブリクラスの引きに耐えられるのか」という実用面に絞って徹底検証します。
スペックやシマノリールのテクノロジーは以下の記事をご覧ください。

なぜショアジギングに「C5000XG」なのか


数ある番手の中で、なぜショアジギングやサーフゲームに「C5000XG」が最適解となるのか。
主な理由は以下の通りです。
タップできる項目
4000XGとの決定的な違い「ハンドルノブ」
4000XGとC5000XGのボディサイズは同一ですが、決定的な違いがあります。最大の違いは「ハンドルノブの形状」です。
- 4000XG:T型ノブ(指でつまんで回す形状)
- C5000XG:ラウンド型ノブ(掌で包み込んで握れる形状)


青物とのファイトでは、リールを力強く巻く動作が求められます。T型ノブでは力が入りにくく、指への負担も大きくなります。
対して、C5000XGに標準装備されているラウンドノブは、大物とのやり取りにおいて圧倒的なアドバンテージを発揮します。
後からノブ交換も可能ですが、追加費用がかかります。最初からラウンドノブが搭載されているC5000XGを選ぶ方が経済的です。
\ ラウンドノブ標準装備 /
C5000XGの糸巻量/PE2号が300m入るラインキャパシティ
ショアジギングでは、高切れ(キャスト時などのラインブレイク)のリスクが常につきまといます。
また、不意の大物にラインを100m以上出されるケースも珍しくありません。
C5000XGはPE2号をちょうど300m巻けるスプールを持っています。
PE1.5号であれば、下巻きを入れて余裕を持って巻けます。「糸巻き量の余裕」は、釣り場でのトラブルに対する保険となります。
| PEライン 糸巻量 | |
| C5000XG | 1.5-400, 2-300, 3-200 |
\ 充分な糸巻量 /
あえてSW機(スフェロスSWなど)を選ばない理由
同価格帯には「スフェロスSW」などのSW(ソルトウォーター)専用機も存在します。
耐久性だけで見ればSW機が有利ですが、当記事では「軽さ」を重視してアルテグラを推奨します。
堤防やサーフで一日中ロッドを振り続ける釣りにおいて、リールの自重は疲労度に直結します。
25アルテグラC5000XGの軽さは、集中力を維持し、結果として釣果に繋がる重要な要素です。
| リール名 | 規格 | 重量 |
|---|---|---|
| 25アルテグラ | C5000XG | 275g |
| 24ストラディックSW | 4000XG | 300g |
| 21スフェロスSW | 5000HG | 445g |
実釣インプレ|ブリクラスの負荷に耐える「巻き」と「耐久性」

実際にフィールドで使用して感じた、リアルなインプレッションをお伝えします。
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高負荷時の巻き上げトルクとボディ剛性
40g〜60gのメタルジグをシャクリ続ける動作において、25アルテグラC5000XGはスムーズな回転性能を維持します。
マイクロモジュールギアⅡとサイレントドライブの恩恵により、雑音が少なく、水中の潮の変化を感じ取れます。
魚が掛かった際のボディ剛性については、上位機種(ツインパワー等)と比較すれば、確かにボディの「たわみ」を感じる瞬間はあります。
しかし、HAGANEギアの強度がしっかりしているため、ギアが欠けるような不安感はありません。
「たわむが、壊れない」。「たわむが、壊れない」という評価こそ、25アルテグラC5000XGの正当な評価です。
ワンピースベールの恩恵
ライトショアジギングではPE1.2号〜1.5号といった細糸を使用する機会が増えています。
細糸使用時に最も恐れるトラブルが、ラインがラインローラー以外の場所に引っかかることです。
25アルテグラは、継ぎ目がない「ワンピースベール」を採用しています。ラインがスムーズにラインローラーへと導かれるため、ライントラブルによるストレスが激減します。
ワンピースベールは、実釣時の快適性を大きく左右する重要なポイントです。
購入前に知っておくべき「懸念点」

メリットばかりではありません。購入後に後悔しないよう、価格相応のデメリットも正直にお伝えします。
巻き出しの重さ(初動の重さ)
上位機種(ヴァンキッシュ等)と比較すると、巻き始めに独特の「重さ」を感じます。
当該重量感は、耐久性重視のグリス設定や、ローター重量によるものです。
ただし、ショアジギングでは常にルアーの抵抗がかかった状態で巻くため、実釣中に重さが気になるケースは稀です。
繊細なアタリを取るライトゲームには不向きですが、青物狙いでは大きな欠点となりません。
シマノには巻き出しの軽さを重視した「ハイレスポンスシリーズ」と慣性の力を利用した力強い巻きとりを重視した「コアソリッドシリーズ」に分類されるのですが、25アルテグラは後者の「コアソリッドシリーズ」になります。

\ 力強い巻き「コアソリッドシリーズ」 /
【比較】ライバル機種と迷っている人へ

購入を検討する際、比較対象となるリールとの違いを表にまとめました。ご自身の予算とスタイルに合わせて選択してください。
シマノ ショアジギング向けリール比較表
| 機種名 | 実売価格帯 | ボディ剛性 | 自重(軽さ) | おすすめのユーザー |
|---|---|---|---|---|
| 23ストラディック C5000XG | 約25,000円 | ◎ (高剛性) | △ (普通) | 磯場メインの方、長く使い込みたい方 |
| 25アルテグラ C5000XG | 約17,000円〜 | ◯ (十分) | ◯ (軽い) | コスパ重視の方、堤防・サーフメインの方 |
| 22ミラベル C5000XG | 約13,000円 | △ (樹脂) | ◎ (最軽量) | とにかく軽さ重視の方、女性や子供 |
※実売価格は時期により変動します。
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vs 23ストラディックC5000XG

予算が許すのであれば、ストラディックC5000XGも素晴らしい選択肢です。
金属ボディを一部採用しているため、剛性感はストラディックが上回ります。
しかし、週1回の釣行や、サワラ・中型青物がメインであれば、アルテグラの剛性で不足することはありません。浮いた予算をロッドやルアーに回す戦略も有効です。
vs ミラベル(シリーズ)
ミラベルは軽さが最大の武器ですが、ショアジギングのような「重いルアーを投げ、強い負荷がかかる釣り」においては、剛性面で不安が残ります。
ミラベルはエギングやライトゲーム向きのリールです。青物を狙うのであれば、コアソリッドシリーズであるアルテグラの剛性を推奨します。

22ミラベルはそろそろモデルチェンジがありそうなのも、懸念点です
【番外編】ダイワ製リールとの比較
「シマノにするか、ダイワにするか」で迷うアングラーのために、ダイワの同価格帯ライバル機である「レグザ(LEXA)」シリーズとの違いを解説します。
ダイワ 23(または26)レグザ LT5000D-CXH との違い
ダイワの「レグザ」も、アルミボディを採用した高剛性リールとして人気があります。

- アルテグラ(シマノ)の強み
ギアの精密さ。「マイクロモジュールギアⅡ」による滑らかな巻き心地は、シマノに軍配が上がります。 - レグザ(ダイワ)の強み
防水性能。「マグシールド」という磁性油による防水壁があるため、メンテナンスフリー性能ではダイワが優勢です。
結論:「巻心地と感度」を求めるならアルテグラ、「防水性とメンテナンスの手軽さ」を求めるならレグザ、という選び方が推奨されます。
\ 巻心地と感度 /
\防水性とメンテナンスの手軽さ/
※各リールの詳細な機能比較やランク付けについては以下の記事で解説しています。


25アルテグラC5000XGにおすすめのタックルセッティング
リールの性能を引き出すには、適切なロッドとラインの選択が不可欠です。
シマノの人気のショアジギングロッドと推奨ラインを紹介します。
タップできる項目
相性の良いロッド
アルテグラの価格帯とバランスが良いのは、以下のロッドシリーズです。
- シマノ 24コルトスナイパーSS(M〜MHパワー)
- シマノ 24エンカウンター(M〜MHパワー)
特に「9.6ft〜10ft」の長さで、「MH(ミディアムヘビー)」クラスの硬さを選ぶと、40g前後のジグが扱いやすく、アルテグラC5000XGとの重量バランスも良好です。
\MAX80g ショアジギングで人気の規格です/
\MAX60g コスパ良いモデル/
推奨ラインセッティング
- メインライン:PE1.5号 〜 2.0号(200m〜300m)
- リーダー:フロロカーボン 30lb 〜 40lb
\シマノ 8本撚り 1.5号-200n/
\人気モデル!デュエルショックリーダー/
PE3号以上の太糸を使用する場合は、SWシリーズ(スフェロスSWやストラディックSW)の6000番以上を検討すべき領域となります。
25アルテグラC5000XGに関するよくある質問

最後に、購入前に多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式で回答します。
4000XGとC5000XG、どちらを買うべきですか?
ショアジギング・青物狙いなら「C5000XG」一択です。
ボディサイズは同一ですが、C5000XGは最初から「ラウンドハンドルノブ」が装備されており、力強く巻き取れます。
また、PE2.0号が300m巻ける「糸巻き量」の余裕も、青物とのファイトでは必須です
4000XGはシーバスやサーフでのフラットフィッシュ狙いに向いています。
オフショア(船釣り)でも使えますか?
SLJ(スーパーライトジギング)やサワラキャスティングには最適です。
本格的なオフショアジギング(水深100m、ジグ200g等)には剛性が足りませんが、水深50mまでのライトな釣りには、軽さが大きな武器になります。
重いSW機に疲れてしまった方のサブ機としても優秀です。
スプールの互換性はありますか?
はい、一部の機種と互換性があります。夢屋S-28型などが適合するケースが多いですが、年式によって細かく異なります。
購入前には必ずシマノ公式サイトの「スプール互換表」をご確認ください。替えスプールを用意し、PEの号数を使い分けることで、1台で幅広い釣りに対応できます。
ブリクラスが掛かっても壊れませんか?(耐久性)
壊れませんが、無理は禁物です。
HAGANEギア搭載で十分な強度はありますが、ステラSWのような「ゴリ巻き」ができる剛性はありません。
ポンピング(竿を立てて魚を寄せ、下げる時に巻く)を駆使し、ロッドの弾力を使ってファイトすれば、80cmクラスのブリでも問題なく取り込み(ランディング)可能です。
【まとめ】25アルテグラC5000XGで青物は獲れる?
25アルテグラC5000XGは、以下の条件に当てはまるアングラーにとって「最良の選択」となります。
- 今後、本格的にショアジギングを始めたい。
- 予算は抑えたいが、安物買いの銭失いはしたくない。
- 堤防やサーフで、ブリやサワラを狙いたい。
25アルテグラC5000XGは、入門者の期待に応えるだけでなく、中級者の頼れるサブ機としても長く活躍します。
シーズンに入ると人気番手は品薄になりがちですので、早めのチェックをおすすめします。
\ ショアジギングの愛機としておすすめ /
